こんにちは。
書籍のご紹介です。
産地とデザイナーをつなぐプロジェクト。
ものづくりに焦点をあてた書籍。
日本には優れた生地、織物、紡績の工場が多く有ります。
しかしながら「低価格」が「良し」とされる事の多くをしめ、多くのメーカー、ブランドが海外に生産を移す事が主流となってはや幾ばくか。
需要が減り、跡継ぎもおらず、優れた技術、優れた工場は年々減少。
上記は聞き慣れ、見慣れたフレーズかもしれませんが、「小売り」という立場で業界に身をおいている自分がリアルそれを感じたのは、太田伸之さんの「みやしん廃業に思う」を読んだ時。
また奥田染工さんについてのゆるゆるnote「いい物をつくることと儲かることはそもそも違う」を読んだ時。
また、去年の「ノマド」でヤマグチソウタさんが口にしていた日本の生産現場における、あまりにも暗い状況を聴いた時でしょうか。
tiitの岩田さんから先日の展示会で聞かせて頂いたのですが、優れたニッターさんも、なかなかご高齢だと言われてますし。(跡継ぎ難しいレベル)
そういう意味での「ジャパンメイド」はもう恐ろしく切羽詰まった状況なのでしょう。
大量に作った方が安い、これは分かり易いロジックだと思うのですがかといって若手のブランドがいきなり大博打に出れるかどうか。
一概には言えませんが資金も少なく、かといって工場は小ロットでのオーダーに対応してくれません。儲からないから、むしろ赤字になってしまう。
仮に動いてくれても、それがプライスに跳ね返ってしまいデザイナーか、もしくは小売り(ショップ)が無理をする事になる。
じゃあ、どうしたら?
これからデザイナーを目指す人、ファッション業界に興味のある人、趣味の範囲だけど、オリジナルの服を作ってみたいという人。
他にも色んな形で「ファッション」という業界に関係を持つ事がある方々、興味を持って頂ける方々。
前述の問題に対する少しのヒントが、ここに書かれているかもしれません。
宮浦さんが思いを込めて作った書籍です。
fro・nowhere でお取り扱いのある
「nusumigui」,「sou-mu」,「rari」も記事がが掲載されています。
山杢さんのファッションに対する考えもコチラに載っています。
皆様一度、ご覧頂けると幸いです。
店頭にてご用意しております。
お値段は ¥1,050- です。
僕も必ず工場に行ってみようと思います。
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